石原さとみさん主演「アジアの女」を観に行きました!
吉田鋼太郎さん演出・出演
石原さとみさん主演の舞台
「アジアの女」(シアターコクーン)を、先週末(9/28土曜日)に観に行きました。
上映時間は2時間15分(休憩15分)、内容的には正直少し難しかったです。一度観ただけでは分からないので、もう一度観たい気分です(笑)
舞台での上演は終わっていますが、10月にはスマートフォンなので見れる見逃し配信もあるみたいなので、気になった方はぜひ見てみてください♪
ネタバレはあまりしないようにしたいと思います。
上のPVやポスターを見ると、一見華やかなイメージを持ちますよね。私はあらすじなどは調べていかなかったので、まず観て驚いたことは、"イメージしていたものと全く違う!"ということでした。どちらかというと、暗い、深刻、現実という言葉で表せるような内容でした。
ただ、強く感じる「赤」のイメージは、物語の節々で重要な意味を持っていた気がします。
物語の舞台は、大災害が起きた後の東京です。立ち入り禁止区域内の家に住み続けている、石原さとみさん演じる妹の麻希子と、山内圭哉さん演じる兄の竹内の元に、吉田鋼太郎さん演じる作家の一之瀬が訪ねてくるところから、物語が始まります。
他に、麻希子に思いを寄せる巡査を矢本悠馬さん、麻希子に仕事を紹介する鳥居さんを水口早香さんが演じており、5人芝居というのが特徴です。
最初のシーンは、麻希子が乾いた土に水をあげているところでした。うつむき、布で顔を覆い、不気味さを感じる動きがとても印象的で、石原さとみさんと気付くまでに時間がかかりました。気づいた時は、「あ、石原さとみさん♡」とちょっと嬉しくなりました(笑)
役の石原さとみさんは、前髪ありの黒のロングヘアーだったので、なんとなくリッチマンプアウーマンの頃のようでした。
石原さとみさんの声はテレビで聞くより高く、高いけどとても通る声だったので、セリフの一つ一つがとても聞き取りやすかったです。麻希子はかつて精神を病んでいたこともあり情緒不安定の部分もちょくちょく出てくるのですが、いい意味でとても自然で、低めの声で投げやりな感じの石原さとみさんも、素敵でした!
カーテンコールの際に、手で望遠鏡を作って遠くの方まで見ようとしてくれていたのが、とても可愛かったです♡
吉田鋼太郎さんは、一之瀬にしか見えないくらいとても自然で、一番舞台の上で自由にしている感じがしました。低くて深みのある声は終始よく響いていて、腹から出る声ってこんな感じなんだなと思いました。カーテンコールの際は、サービス精神も感じました!
矢本悠馬さんは、なよなよしているけど一途に麻希子を思うという役柄がとてもピッタリで、とても堂々としていた印象がありました。
水口早香さんは、さわかさんと読むそうです。まず声にとても驚きました。ものすっごいドスの利いた声・・・かっこいい!後から調べると舞台によく出ている方のようなので、そりゃそうだよねと思いました。
山内圭哉さんは、一番印象に残りました!新垣結衣さんの「獣になれない私たち」というドラマでパワハラ上司を演じていた方です。私はドラマを見ていなかったので、初めて演じている姿を観たのですが、なんかとても魅力的な人!でした。妹を心配しつつ、外に出れずお酒に溺れる姿がすごくしっくりきていました。
この舞台を観た時、なんとなく東日本大震災のことが思い浮かびました。もし東京、または自分が住んでいる場所が震災にあったら、実際にこういうことが起きるのではないかと思うような内容でした。あとあと調べると、「アジアの女」は2006年に長塚圭史さんが手掛けた戯曲で、関東大震災を題材にしているとのことでした。過去のことですが、今観てもなんとなく未来のように感じたのは、不思議であり怖いことでもありました。
以上、簡単ではありますが、「アジアの女」を観た感想でした。石原さとみさんが主演ということがキッカケで観ましたが、お話を全く知らない私でも楽しむことができました!
気になった方は見逃がし配信をチェックしてみてください。
今週のお題「○○の秋」
今回の記事は「芸術の秋」として書いてみました。
24~25歳頃に、それまで全く縁のなかった観劇にハマった時期がありました。劇団四季4作(アラジン×2、恋に落ちたシェイクスピア、ノートルダムの鐘)、舞台「化粧二題」、歌舞伎、松山バレエ団「くるみ割り人形」、新妻聖子さんのコンサート、バック・トゥ・ザ・フューチャーのコンサート、香取慎吾さんの個展など、ジャンル問わず気になったものは全部行っていました。
しかも7割が一人で(笑)
誰かと過ごすのも楽しいですが、たまには一人で過ごすのも意外と楽しいですよ♪
前回の記事も、ぜひ。