午前十時の映画祭「ローマの休日」「ニュー・シネマ・パラダイス」を観ました!
午前十時の映画祭とは、主にTOHOの映画館で、昔の映画を週替わりで上映しているというものです。近所の映画館では、8月は「ローマの休日」「ニュー・シネマ・パラダイス」の2作がやっていたので、両方観に行きました!
オードリー・ヘプバーンの魅力
タイトルとオードリー・ヘプバーンのことはとても有名なので知っていましたが、話の内容も全く知らずに観に行きました。
正直観るまでは、オードリー・ヘプバーンってなんでこんなに有名なんだろうと思っていたのですが、観てすぐ分かりました。ものすっっっごく魅力的!!!特に、キュッと上がった口角と弾ける笑顔、ころころ変わる表情がとても素敵でした♡最初の方のシーンで、ふわふわのロングヘアーをベットでとかしている姿が、とてもかわいかったので、私も髪伸ばそう!と思っていたら、割とすぐ切っちゃうんですよね。でも、ショートヘアーも似合っていました。
この有名な、オン眉の前髪もショートヘアーもオードリー・ヘプバーン演じるアン王女が、「変わりたい!」と思ってからの姿だったのだと知りました。
アンと恋仲になるジョーを演じるグレゴリー・ペックが、ジョージ・クルーニーに、顔の感じというか全体的な雰囲気が似ている気がしました。とてもダンディー♡映画撮影時は、オードリー・ヘプバーンが23歳、グレゴリー・ペックが36歳・・・なんと!13歳差なことには驚きました!
最後の、アン王女がジョーと友人のラドビッチに気づくシーン、言葉を交わさなくとも目で全てを悟ったと感じられるこのシーン。驚きが目に現れてはいたけども凛とした姿を崩さなかったアン王女と、優しい目でアン王女を見つめるジョーとラドビッチ、3人の間に流れている空気感を思い出すと今でも、胸がグッと苦しくなります。
その後二人はどうなるんだろうという終わり方は、ちょっと切なかったなぁ。
映画と映画館。あの時代を生きてみたかった
原田マハさんの小説「キネマの神様」を読んだことがきっかけで、「ニュー・シネマ・パラダイス」のことも、午前十時の映画祭のことも知ることができました。
honneno-rittyan.hatenablog.com
ずっと観たいと思っていたものが、ついに観れました!映画館で。
有名な冒頭のシチリアの景色や音楽は、とても素敵でした!イタリア映画を観るのは初めてだったので、イタリア語がとても新鮮でした。パラダイスもパラディッソ!
また、主人公トトとアルフレードの、映画を愛する気持ちと歳の離れた友情は、かわいくもあり、特別なものを感じました。
うーん。でも正直どう感想を書いたらいいか分からないなと思いました。観終えて、懐かしむわけでもなく、良かったなぁと思うわけでもなく、こんな時代もあったんだなとただ、思いました。
映画が町の人にとって最大の娯楽で、映画館は夢の場所だった時代がそこにはありました。映画、映画館、DVD、動画配信サービスが常に身近にある今、ちょっと感情移入できない部分があるのは、悲しいけど当たり前な気がします。あんな楽しそうに生き生きとした顔で、映画を楽しんでないよな私・・・。
2作品とも有名で良い作品と言われているからこそ、いいと思わなきゃ、何か響くものを見つけなきゃと、観るのに変なプレッシャーがありました。いつも観ている映画とは違う難しさを感じつつも、新鮮な気持ちで観れたのは良かったなと、思っています。
観てない映画、知らなかった世界がこんなにも多くあるんだなぁと改めて思いました。