本音のりっちゃん

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\27歳の本音ブログ/

ランチのアッコちゃん本音のりっちゃん

ブログのタイトルを考えていた時に参考にした、

柚木麻子さんの小説「ランチのアッコちゃん」

最近また読みました。このネーミングに惹かれ、この本から柚木麻子さんの小説にハマった思い出の一冊です。

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

 

この本は、アッコちゃんシリーズ

「ランチのアッコちゃん」

「3時のアッコちゃん」

「幹事のアッコちゃん」

以上3作の、1作目の本です。

3作目の「幹事のアッコちゃん」を読み終えた時に、頭の中を整理するために、もう一度読みたいと、ずっと思っていました。なぜなら登場人物がとても多いからです(笑)

3作とも、アッコさんとOL澤田三智子を中心に話が進んでいくのですが、「幹事のアッコちゃん」には、今までのシリーズの中で出てきた懐かしい人たちが、いっぱい出てきます。さらに、「幹事のアッコちゃん」は単行本なのですが、一冊まるごとアッコさんのお話なので、登場人物もたくさん!

アッコさんをお腹いっぱい楽しむこともできます(笑)

というのも、「ランチのアッコちゃん」「3時のアッコちゃん」は、一冊全部がアッコさんのお話ではありません。

例えば今回の「ランチのアッコちゃん」。こちらは文庫版もあるのですが、ものすごーく薄いです。読みやすいのがいいところではあるのですが、薄いのにも関わらず、4話中2話は違うお話なんです。

・ランチのアッコちゃん

・夜食のアッコちゃん

・夜の大捜査先生

・ゆとりのビアガーデン

の、4話構成になっています。

なので、少し物足りない・・・と落ち込むことなかれ(笑)、後の2つのお話もアッコさんが少し関係しているんです。

そして、このお話で出てきた人たちも、のちのち色々なところで出てくる・・・かも?♡

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こういった楽しみが、柚木麻子さんの作品には多いんです。他の本にでてきた人がこの本にも出てきた!ということがよくあります。最近見つけたのは、「終点のあの子」と「嘆きの美女」に出てきたあの人だったり。見つけた時は、なんだか登場人物が物語の中で生き続けているように思えて、嬉しくなります。

 

そして、「ランチのアッコちゃん」のお話自体も、

とても面白いです。

元気をもらえるビタミン小説!というキャッチコピーがあるくらいなので、読むと、とにかく元気が出ます!!

一番の魅力は、アッコさん。アッコさんの行動や言葉に、OL三智子を始めとする様々な人が、元気をもらい成長していくのですが、読んでいる私もアッコさんには、とても惹かれます。こんな素敵な人に出会えたら、もっと世界が変わるのかもと、思わず期待してしまいます。

アッコさんの魅力とともに、「ランチのアッコちゃん」は特に、食べることの大切さが描かれています。

1話目のランチのアッコちゃんは、アッコさんと三智子がランチを取替えっこすることから様々な人と出会っていき、ランチの定義を覆していきます(笑)

2話目の夜食のアッコちゃんは、一人で食べる時はよく噛むこと、温かいものをとることなど、孤食や個食が多い今の時代に、ささる言葉が多く出てきます。私も自分の食習慣を見直すきっかけになりました。

残りの2話も、心があったかくなる素敵なお話です。ぜひアッコさんのことも探してみてください。

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私の好きな本であり、ブログの一部でもある

「ランチのアッコちゃん」

再読して、また元気をもらえました!

気になった方は、ぜひ読んでみてください♪